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会長挨拶

一般社団法人 沖縄県臨床検査技師会
会長手登根 稔

ご挨拶

 この度は、一般社団法人沖縄県臨床検査技師会のホームページをご覧いただき有難うございます。わたくしは、当会会長を務めております浦添総合病院の手登根稔(てどこん みのる)と申します。会長に就任して今期で3期目(6年目)となります。当会は1950年(昭和25年)9月に結成され、今年で73年目を迎える職能団体で、1986年(昭和61年)7月に全国で17番目の法人格を取得し、2012年(平成24年)4月からは一般社団法人として、沖縄県民の医療と福祉の発展を図るべく、公衆衛生・保健医療活動に取り組んでおります。

 3年前の2020年(令和2年)に70周年を迎えましたが、コロナ禍にあっては式典・祝賀会等の開催が出来ませんでした。しかし、漸くコロナ禍も明け、今年7月に創立70周年及び法人化35周年記念式典・祝賀会を盛会に終えることが出来ました。

 現在、会員数は念願の900名を越えたところで、当県の臨床検査技師の数は、非会員を含めますと、約1,000名を越えるものと思われます。多くの臨床検査技師は病院やクリニックといった医療機関に勤めておりますが、登録衛生検査所(検査センター)や各種企業で活躍されている方々も多数おられます。

 皆さんは、臨床検査技師が実際どのようなことをしている職種なのかご存じでしょうか?いまだにレントゲン技師(正式には診療放射線技師)と間違えられることが多いのですが、我々は臨床検査のプロとして医療を中心とする各方面で活躍しております。皆さんが病院にかかった場合、ほとんどの方は採血や各種の血液検査、心電図、エコー検査等を行うかと思いますが、これらを担っているのが我々臨床検査技師です。丁度、新型コロナウイルス感染症が流行りだしてからは、PCR検査や検体採取等で臨床検査が国会でも取り上げられ、臨床検査技師の名が以前よりも一般市民に知られるようになり、知名度は少しアップした感があります。コロナ禍においては、逼迫した医療の中、PCR検査や抗原検査等を担うことで社会的な使命を果たし、新型コロナウイルス感染症の収束に向けて他の医療職と共に貢献してきました。

 臨床検査なくして医療は成り立たない、と言っても過言ではありません。医療において臨床検査は非常に重要な役目を担っております。我々は、臨床検査の専門知識を活かしながら、検査のプロとして医師をはじめとする他の医療スタッフとともに、患者様の病気の早期発見・早期治療につなげるよう日々研鑽しております。

 当会は、会員のスキルアップのために各種研修会や学術集会等を開催し、臨床検査の知識や技術の向上を図るとともに、一般市民向けには、検査と健康展を開催し、健康の大切さを啓蒙しながら、子供たちに科学の面白さを知ってもらい、将来の進路に役立てていただけるよう取り組んでおります。

 臨床検査に興味を持つ優秀な学生で経済的に支援を必要とする皆さんのために、当会では「ひまわり奨学金制度」をご用意しておりますので、該当する方は是非ご利用いただければと存じます。

 最後に、沖縄県臨床検査技師会は沖縄県民の健康増進及び公衆衛生の向上のために尽力していく所存ですので、今後とも皆様のご支援・ご協力を賜りますよう宜しくお願い致します。