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会長挨拶

一般社団法人 沖縄県臨床検査技師会
会長山城 篤(那覇市立病院)

ご挨拶

 会員および賛助会員の皆さまにおかれましては、平素より当技師会活動にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 この度、令和6年6月16日に開催された定時総会に於きまして理事として選任され、その後の理事会審議にて、令和6・7年度の代表理事・会長に就任することとなりました那覇市立病院の山城篤と申します。新役員を代表してご挨拶を申し上げます。

 新役員は会長1名、副会長3名、事務局長1名、理事15名、監事2名の総勢22名の新体制での船出となりました。今回の役員改選では、新理事6名・新監事2名を迎えており、次世代につなげる形で活性化もふまえた構成となっております。

 当会は、昭和25年(1950年)9月に結成され、昭和61年(1986年)7月に法人化、平成24年(2012年)4月に一般社団法人を経て、現在は創立74年・法人化39年となります。これまで、歴代の役員や諸先輩方の尽力により、現在、当会は900名の会員数をこえる職能団体・学術団体に発展して参りました。

 近年、新型コロナウイルス感染症の影響で、学会・研修会の開催方法や企画のあり方など、これまで経験のない手法が求められてきました。それに加え、令和3年から「医師の働き方改革を進めるタスク・シフト/シェア推進」の法改正により、臨床検査技師を取り巻く環境が大きく変わってきております。これにより臨床検査技師は新たな業務拡大が認められ、業務内容も専門性から多様性へ徐々に移行してきております。また、令和6年からの臨地実習生受入れでは「臨地実習指導者講習会」を修了した技師の在籍が必須となり、様々な面から臨床検査は大きな変革期を向かえいるかと想定いたします。日臨技や厚生労働省の指針に沿って、当会をしっかり導いて参りたいと思います。

 臨床検査の現場を介して、臨床検査の精度の確保を含む安全な医療の提供、会員皆さまの資質向上をもとに、調和・連携を意識した沖縄県臨床検査技師会を目指し、研鑽して参りたいと思います。役員一同、一生懸命会務を遂行して参りますので、会員、賛助会員、関係団体の皆さま、引き続きご支援とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

県民の皆さま

 当会は、「臨床検査に関する知識の普及啓発並びに会員の学術技能の研鑽を図り、地域医療に貢献し、県民の健康の保持や増進に寄与すること」を目的とした職能団体です。臨床検査技師の国家資格を有する会員で構成され、病院や保健所、診療所、検査センター、検診(健診)センター等で勤務し、生化学、免疫血清、血液、一般、輸血、微生物、病理細胞、遺伝子、生理(超音波や心電図等)など多種多様の検査等を行っており、医療にとって重要な役割を担っております。

 なごみ会(沖縄県医療保健連合)主催の「県民健康フェア」や、技師会主催の「検査と健康展」など、地域の公益事業に参画し、啓発活動を介して県民の健康保持や増進に貢献しております。また、将来、臨床検査技師を目指す学生の進路相談も行っており、当会では臨床検査に興味を持つ優秀な学生で、経済的な支援を必要とする方に、「ひまわり奨学金制度」を設立しております。該当する方は、是非ご利用いただければと存じます。

 最後に、沖縄県臨床検査技師会は、県民の健康増進及び公衆衛生の向上のために尽力していく所存ですので、今後とも皆さまのご支援とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

令和6年7月11日